ラジコンのサスペンション調整、扇風機や換気扇の分解清掃、あるいはオフィスチェアのキャスター交換やエアソフトガンのメンテナンス。
これらDIYの現場で、突如として私たちの前に立ちはだかる小さな強敵、それが「Eリング(E形止め輪)」です。
直径わずか数ミリのこの金属パーツは、シャフト(軸)から部品が抜けるのを防ぐ重要な役割を果たしていますが、いざ修理やメンテナンスのために外そうとすると、その頑固さと扱いづらさに多くの人が頭を抱えます。
「たった一箇所、この小さなリングを外すためだけに、数千円もする専門工具(Eリングプライヤー)を買うのは正直もったいない…」
「近所のダイソーやセリア、キャンドゥといった100円ショップで、数百円でなんとかならないだろうか?」
そう考えるのは、コストパフォーマンスを重視するDIY愛好家として極めて自然な経済感覚です。
しかし、実際に期待を胸に100均の工具コーナーへ足を運んでみても、パッケージに「Eリングプライヤー」と書かれた商品は見当たらず、大量に並ぶペンチやニッパー、ドライバーの前で「どれなら代わりになるんだ?」「そもそも売っていないのか?」と途方に暮れてしまうことも珍しくありません。
この記事では、長年ウェブ制作の傍らでジャンク品の修理やDIYを趣味としてきた私が、100均で手に入る身近な道具を使ったEリングの安全かつ確実な外し方や、絶対にやってはいけないNG行為、さらには100均グッズを活用した自作ツールの可能性について、実体験と物理的なメカニズムを交えて徹底的に解説します。
プロの整備士が使うような高価な道具がなくても、知恵と工夫、そして「物理法則」を味方につければ、この小さな金属パーツは攻略可能です。
ぜひ最後までお読みいただき、あなたの修理作業を成功させてください。
📝この記事でわかること
- ダイソーやセリアにおけるEリングプライヤーの在庫状況と、店舗で探すべき「本当に使える代用品」
- 精密マイナスドライバーやラジオペンチを使った、サイズ別・状況別の具体的な代用テクニックと力学的なコツ
- 作業中に弾け飛んだEリングを異次元に送らないための、家庭にあるゴミ袋を使った確実な紛失防止策
- 「ここはケチるべきではない」と判断すべき、専用工具を購入する投資対効果の境界線
本記事の内容
100均にEリングプライヤーはある?代用工具と売り場
まず、皆さんが一番知りたいであろう結論から明確にお伝えします。
現在の日本の主要な100円ショップ市場(ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツなど)において、「Eリング専用のプライヤー」を見つけることは、砂漠でダイヤモンドを探すくらい困難であり、ほぼ「存在しない」と言ってよいでしょう。
しかし、絶望するにはまだ早いです。
「専用品」はありませんが、「代用品」として十分に機能する工具は、100均の棚にいくらでも並んでいるからです。
ここでは、各100円ショップの工具売り場の傾向や、誤って購入してしまいがちな「似て非なる工具」への注意点、そして実際に私が現場で使っている代用ツールについて、掘り下げて解説していきます。

ダイソーやセリアの在庫状況と類似品への注意点
100円ショップの工具売り場は、年々進化を続けています。
かつては「安かろう悪かろう」の代名詞だった100均工具も、今ではDIY初心者にとっては十分すぎるほどのクオリティとラインナップを誇っています。
しかし、こと「Eリングプライヤー」に関しては、その進化の波に乗れていないのが現状です。
理由は単純で、「需要がニッチすぎるから」です。
プラスドライバーや六角レンチならどの家庭でも一本は必要ですが、Eリングを脱着したい人というのは、ラジコン愛好家や機械いじりが趣味の人など、全人口のほんの一握りに過ぎません。
在庫回転率を重視する100円ショップのビジネスモデルにおいて、このニッチな工具が商品棚のスペースを獲得するのは至難の業なのです。
ただし、ここで最大の落とし穴があります。
工具売り場や手芸コーナー、釣り具コーナーには、一見するとEリングプライヤーに見える、あるいは代用できそうに見える「類似品」がたくさん並んでいるのです。
これらを間違って購入してしまうと、100円(税抜)をドブに捨てるだけでなく、大切な修理対象の部品を壊してしまうリスクがあります。
特に以下の工具は、形状が似ているため誤購入の筆頭候補です。
📝【絶対に間違えないでください!代表的なNG工具】
- スナップリングプライヤー(C形止め輪用):
一部の大型店(ダイソーの300円〜500円コーナーなど)で見かけることがありますが、これは先端をリングの「穴」に差し込んで使う工具です。Eリングには穴がないため、物理的に使用不可能です。 - ビーズ用・手芸用やっとこ(丸ペンチ):
手芸コーナーにある、先端が円錐状になったペンチ。先端が滑りやすく、バネ圧の強いEリングを保持する力(剛性)が足りないため、リングが弾け飛ぶ原因になります。 - スプリットリングプライヤー(釣り具):
これについては後ほど詳しく解説しますが、構造が全く違うためEリングには不向きです。
店員さんに「Eリングを外すペンチありますか?」と聞いても、工具に詳しくない方だとこれらの類似品を親切心で案内されてしまうことがあります。
パッケージの裏面や用途説明をよく読み、「Eリング(E形止め輪)」という記載があるかどうかを必ず確認してください。
記載がなければ、それは専用品ではありません。

専用品はないが代用は可能!マイナスドライバー活用法
専用品が売っていないという現実を受け入れた上で、私たちが次に取るべき戦略は「最も効果的な代用ツールを選ぶこと」です。
その筆頭候補であり、おそらく今のあなたの家の引き出しにも眠っているであろう工具が、「精密マイナスドライバー」です。
100均の工具売り場に行くと、透明なプラスチックケースに入った「精密ドライバー6本セット」のような商品が必ずと言っていいほど置いてあります。
実は、このセットの中に含まれる、先端幅が1.4mm〜2.4mm程度のマイナスドライバーこそが、Eリング外しにおける最強の代用ツールなのです。
なぜ精密マイナスドライバーが適しているのか。
それは、Eリングを外す際の「力のベクトル」に関係しています。
Eリングを外すために必要なのは、リングの背中(3つの突起がある側)を、軸の溝に沿って水平に押し出す力です。
精密マイナスドライバーの薄く平らな先端は、Eリングとシャフトの間のわずかな隙間(コンマ数ミリの世界です)に滑り込ませるのに最適な形状をしています。
選ぶ際のポイントは、持ち手(柄)の部分がある程度太く、力が入れやすいものを選ぶこと。
そして何より重要なのが、先端の「焼き入れ(硬度)」です。
あまりにも安っぽすぎるドライバーだと、Eリングの硬さに負けて先端が曲がったり欠けたりすることがあります。
100均の中でも「クロムバナジウム鋼(Cr-V)」などの材質表記がある、比較的しっかりした作りのものを選ぶと失敗が少ないでしょう。
なお、ドライバーを使った具体的な外し方の手順については、後半のセクションで詳しく図解します。

ラジオペンチやニッパーを使ったサイズ別の着脱テク
Eリングのサイズが極小(軸径3mm以下)の場合は精密ドライバー一択ですが、軸径が5mmを超えるような中型〜大型のEリングであれば、ラジオペンチやニッパーも有力な選択肢に入ってきます。
それぞれの工具には、得意な作業と苦手な作業があります。
ラジオペンチ:取り付け(装着)のスペシャリスト
ラジオペンチは、Eリングを「外す」のにはあまり向いていません。
先端が太すぎて、Eリングの隙間に入り込まないからです。
無理やり挟んで外そうとすると、リングが回転してあらぬ方向へ飛んでいったり、シャフトに傷をつけてしまったりします。
しかし、「取り付ける」作業においては、専用工具にも劣らないパフォーマンスを発揮します。
使い方は簡単。
Eリングを溝に仮セットし、リングの背中と、シャフトの反対側をペンチの顎で挟み込みます。
そのままグッと握り込めば、テコの原理で「パチン!」と確実に嵌まります。
ドライバーで押し込むよりも力が安定しており、指を滑らせて突き刺すリスクも低いため、取り付け時はラジオペンチの使用を強く推奨します。
ニッパー:取り外し(破壊含め)の最終兵器
ニッパーは本来「切る」ための工具ですが、その刃の形状を利用してEリングを外すことができます。
ニッパーの刃先は楔(くさび)形をしています。
この刃先を、Eリングの外周とシャフトの隙間に食い込ませるようにして挟むと、くさび効果によってリングが浮き上がり、外れる方向に力が働きます。
ただし、これには重大なリスクが伴います。
📝【ニッパー代用の諸刃の剣】
- メリット:
ドライバーでこじるよりも強い力がかかりやすく、錆びついて固着したリングでも外しやすい。 - デメリット:
力を入れすぎるとEリング自体を切断してしまう。
刃先が欠ける可能性がある(大切な高価なニッパーは絶対に使わないこと!)。
シャフトに噛み傷が残る可能性がある。
100均で売っている安価なニッパーであれば、刃こぼれを気にせずガシガシ使えるため、Eリング外し専用として一本用意しておくのも悪くない戦略です。
「どうせ100円だし」と割り切って使えるのが、100均工具の最大の強みかもしれません。

自作もできる?100均グッズで専用ツールを作る方法
もしあなたに、単にEリングを外すだけでなく「道具を作ること」自体を楽しむDIY精神があるなら、100均グッズを加工して専用ツールを自作してしまうのも一つの手です。
これは、市販のプライヤーがないなら作ってしまえという、まさにメーカーの開発者のような発想です。
📝【用意するもの】
- 100均のラジオペンチ(できるだけ先端が細長いもの)
- 100均のダイヤモンドヤスリ(平型と丸型)
【加工プロセス】
まず、ラジオペンチの先端をダイヤモンドヤスリで削り込み、薄く平らな形状に整形します。
イメージとしては、クワガタのハサミのような形です。
次に、先端の内側にEリングがカチッと収まるような小さな「段差」や「溝」を丁寧に削り出します。
この溝があることで、Eリングを挟んだ時に滑って飛んでいくのを防ぐことができます。
完成度はあなたの加工技術次第ですが、うまく作れば数千円する専用プライヤーに近い使い勝手を実現できます。
ただし、焼き入れされた金属をヤスリで削る作業は非常に根気が必要です。
鉄粉まみれになりますし、加工には数十分から一時間程度かかります。
「修理のための時間」よりも「工具を作る時間」の方が長くなってしまう可能性が高いので、緊急時の対応策としてはおすすめしません。
あくまで、「自分だけのカスタムツール」を持ちたいというロマン派向けのメソッドです。

スプリットリングプライヤーはEリングに使えない理由
記事の冒頭でも触れましたが、この間違いがあまりにも多いため、ここで改めて詳細に解説しておきます。
釣りをする方ならお馴染みの「スプリットリングプライヤー」。
ダイソーの釣り具コーナーでもよく見かける、先端がカギ爪状になったペンチです。
「リングを開くためのペンチなんだから、Eリングも開けるだろう」
そう思って購入し、帰宅してから絶望する人が後を絶ちません。
なぜ使えないのか、それは「作用させる力の方向」が真逆だからです。
スプリットリング(二重リング)を開くには、リングの重なった部分に爪を割り込ませて、リングを「ねじる」ようにして隙間を作ります。
一方、Eリングを外すには、リング全体をシャフトの溝から「押し出す」必要があります。
スプリットリングプライヤーの爪は、Eリングの薄い隙間に入り込むには厚すぎますし、無理やりねじ込もうとすると、Eリングを立体的にねじ曲げてしまい、再利用不可能な状態に破壊してしまいます。
また、先端が滑ってシャフトをガリッと削ってしまう事故も多発します。
「名前が似ているから」「同じコーナーにあるから」といって、用途の異なる工具を流用するのは絶対にやめましょう。
急がば回れ、です。素直に精密ドライバーを用意した方が、遥かに安全で確実です。

100均で代用するEリングプライヤーの外し方とコツ
適切な代用工具(基本的には精密マイナスドライバー)の準備ができたら、いよいよ実践編です。
専用工具を使わない場合、どうしても作業の難易度は上がります。
「滑る」「飛ぶ」「回る」という三重苦があなたを襲うでしょう。
しかし、Eリングの物理的な挙動を理解し、ちょっとしたプロのコツを実践するだけで、失敗する確率は劇的に下がります。
ここでは、初心者の方がつまずきやすいポイントを一つひとつ潰しながら、具体的な作業手順を解説します。

Eリングのサイズと測り方!適合するドライバーを選ぶ
敵を攻略するには、まず敵を知ることから。
作業を始める前に、必ず対象のEリングのサイズを確認してください。
ここで多くの方が勘違いしやすいのが「呼び径」の定義です。
Eリングの「呼び径(サイズ)」は、リングそのものの外径や内径ではなく、「適合する軸(シャフト)の直径」を表しています。
例えば、3mmのシャフトに嵌まっているEリングは、リング自体の内径は約2.3mm程度しかありませんが、呼び径は「3」となります。
JIS規格(日本産業規格)の「JIS B 2804 E形止め輪」においても、この呼び径の定義は厳格に定められています。
(出典:日本産業標準調査会 JISC『JIS検索』よりJIS B 2804を参照)
代用工具として精密ドライバーを選ぶ際は、このサイズ感に合わせて選定する必要があります。

具体的には、Eリングの「開口部」や「背中側の隙間」に対して、ドライバーの先端幅が「広すぎず、狭すぎない」ものを選びます。
先端幅が広すぎると、ドライバーが溝に入りきらず、周囲の部品やシャフトを傷つけます。
逆に狭すぎると、力が一点に集中してしまい、リングの一部だけがめくれ上がったり、ドライバーが滑って手を怪我したりする原因になります。
100均のセットには複数のサイズが入っているので、実際に当てがってみて、最も座りの良いサイズ(しっくりくるサイズ)を探り当ててください。
この「サイズ合わせ」の時間を惜しまないことが、成功への第一歩です。
| 軸径 (目安) | 推奨される代用ツール | 作業時の注意点とコツ |
|---|---|---|
| 〜4mm | 精密マイナスドライバー (小) | 非常に小さく飛びやすい。 ドライバー先端が薄いものを選び、 慎重に作業する。 |
| 5mm〜9mm | 精密マイナスドライバー (大) / ラジオペンチ | 比較的作業しやすいサイズ。 ラジオペンチでの取り付けが容易。 |
| 10mm〜 | 標準マイナスドライバー / ウォーターポンププライヤー | バネ圧が強力。 大きな力が必要なので、 工具が滑った時の怪我に注意。 |
絶対に飛ばないコツはビニール袋!紛失防止の裏技
Eリングの着脱において、最も恐ろしい敵は「紛失」です。
専用プライヤーには、外れたリングを保持する機能や、マグネットで吸着する機能が備わっていますが、ドライバーやペンチでの代用作業にはそんな親切な機能はありません。
リングが溝から外れた瞬間、蓄積されたバネのエネルギーが一気に解放され、Eリングは弾丸のように部屋のどこかへと飛んでいきます。
そして、一度床に落ちた小さなEリングは、まるでカーペットの模様に擬態したかのように、二度と見つけることができません。
そこで、私が強くおすすめする、もはや義務と言っても過言ではない最強のライフハックが「ビニール袋メソッド」です。
見た目は非常に地味ですが、効果は絶大です。
📝【ビニール袋メソッドの完全手順】
- 袋の準備:
透明度が高く、大きめのビニール袋を用意します。45Lのゴミ袋や、食品保存用のフリーザーバッグ(ジップロックなど)が最適です。透明度が高いほど中の手元が見やすく、作業効率が上がります。 - 完全隔離:
修理したい対象物(またはEリングがついている部分)ごと、袋の中に入れます。 - 閉鎖空間での作業:
工具を持った両手を袋の口から中に入れ、袋の中で全ての作業を行います。袋の口は腕で塞ぐか、軽くテープで止めておきます。
こうすることで、万が一Eリングが「パチン!」と弾け飛んでも、袋の内壁に当たって下に落ちるだけです。
絶対に無くなりません。
夏場は袋の中が蒸れて手が汗ばむこともありますが、部品を無くして数時間床を這いつくばる徒労に比べれば、安い代償です。
これはEリングだけでなく、小さなスプリングやボールベアリングを扱う際にも応用できるテクニックなので、ぜひ覚えておいてください。
100均工具でもできるEリングの安全な取り付け方
取り外しという難関を突破し、部品交換などの目的を果たした後には、「取り付け」という作業が待っています。
幸いなことに、取り付け作業は取り外しよりも難易度が低いです。
ここでも100均工具が大活躍します。
まず、基本となるのは「ラジオペンチ」です。
取り付けの手順は以下の通りです。
- シャフトの溝の位置を確認し、Eリングを溝に対して垂直に仮置きします。この時点ではまだハマっていません。
- ラジオペンチで、Eリングの「背中(突起のある側)」と、シャフトの「反対側(リングの開口部側)」を挟み込むようにセットします。
- このとき、ペンチの先端ができるだけ平らな部分を使い、リングに対して斜めに力がかからないように注意します。
- ゆっくりと握力を強めていくと、「パチン」という小気味よい感触と音とともに、リングが溝に収まります。
もしラジオペンチが入らない狭い場所であれば、マイナスドライバーや割り箸などを使って押し込むことになりますが、その際は「滑り」に最大限の注意を払ってください。押し込んだ勢いでドライバーが滑り、基板や配線を傷つけてしまう事故が多発しています。それを防ぐためにも、やはり基本は「挟んで入れる」ことです。

頻繁に使うならホームセンターで専用工具を買うべき?
ここまで、100均工具を駆使してEリングと戦う方法をお伝えしてきましたが、最後にプロとしてのアドバイスをさせてください。
正直なところ、代用工具での作業は「コツ」と「慣れ」、そしてある程度の「器用さ」が必要です。
毎回ビニール袋を用意するのも手間ですし、失敗してパーツに傷をつけてしまうリスクもゼロではありません。
もしあなたが、ラジコンのセッティング出しや、旧車のレストア、あるいは仕事で頻繁にEリングを着脱する機会があるのであれば、迷わず専用工具を購入することを強く推奨します。
例えば、エンジニア株式会社の「PZ-01(小径用)」や「PZ-02(中径用)」といった製品は、先端がEリングを包み込む特殊な形状をしており、リングをガッチリと掴んで離しません。
さらに、磁石が内蔵されているタイプであれば、吸着して位置決めも驚くほど簡単です。
価格は2,000円〜3,000円程度しますが、作業時間が数十分の一に短縮され、部品を無くして作業が中断し、通販で数百円の部品が届くのを数日間待つ…といった精神的なストレスから解放されると考えれば、投資対効果(ROI)は非常に高いと言えるでしょう。
「今回は100均で凌ぐけれど、もし次にまた同じ作業をするなら専用工具を買おう」
そう決めておくのも、賢いDIYライフの知恵です。
まとめ:Eリングプライヤーは100均で代用可能か
今回の記事のポイントをまとめます。
100円ショップには、残念ながら「Eリングプライヤー」そのものは売っていません。
しかし、精密ドライバーやラジオペンチを駆使し、正しい物理的アプローチを行えば、代用は十分に可能です。
重要なのは、以下の3点です。
- 適切なサイズ(特に先端幅)の精密ドライバーを選ぶこと。
- Eリングを「こじる(回転させる)」のではなく「押し出す(平行移動)」こと。
- そして何より、「ビニール袋」を使って紛失を物理的に防ぐこと。
この3点を守れば、高価な工具がなくても、あなたの修理はきっと成功します。
「今回一度きりの緊急対応だから、とにかく安く済ませたい」という方には、この記事で紹介した100均代用術がベストな解決策となるはずです。
一方で、「これからも長くDIYを楽しみたい、道具にもこだわりたい」という方は、これを機に専用工具の世界に足を踏み入れてみるのも良いでしょう。
ご自身の状況や予算、そして作業頻度に合わせて、最適なツールと方法を選んでください。
この記事が、あなたの目の前にある小さなEリングとの戦いに終止符を打ち、無事に修理が完了するための一助となれば、これ以上の喜びはありません。