ウッドバーニングに挑戦してみたいけれど、専用の道具は高価で手が出しにくい、と感じていませんか。
実は、100均のダイソーで手に入るはんだごてを使っても、手軽にウッドバーニングは楽しめます。
この記事では、ウッドバーニングペンとは何ですか?という基本的な疑問から、ダイソーにはんだごてはありますか?といった具体的な店舗情報まで、詳しくお答えします。
ウッドバーニングにおける、はんだごてと電熱ペンの決定的な違いを明確にし、はんだごて30Wの温度が作業に適しているのかも徹底解説。
さらに、100均のはんだごてを使ったウッドバーニングの具体的なコツや、ウッドバーニングに適した木は何か、おしゃれなウッドバーニング作品のアイデアも豊富にご紹介します。

ダイソーやセリアといった100均、ニトリやホームセンターで手に入るウッドバーニング用の電熱ペンに関する最新情報、そして初心者にもおすすめのウッドバーニング電熱ペンまで、網羅的に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 100均のはんだごてと専用電熱ペンの具体的な違いと選び方
- ウッドバーニングを始めるための全道具と最適な木材の選び方
- 初心者でも失敗しない、上手にできるウッドバーニングの基本的なやり方と上達のコツ
- ダイソーやホームセンターなど、道具を揃えられる場所と具体的なおすすめ商品
本記事の内容
100均はんだごてウッドバーニングの基本と道具
- ウッドバーニングペンとは何ですか?
- ダイソーにはんだごてはありますか?
- 30Wの温度はどのくらい?
- はんだごて・電熱ペンの違い
- ウッドバーニングに適した木は?
ウッドバーニングペンとは何ですか?
ウッドバーニングペンとは、その名の通り、電気の熱を利用してペン先を高温にし、木材の表面を焦がして絵や文字を描き出すための専用道具のことです。「電熱ペン」や「パイログラフィペン」とも呼ばれています。紙に鉛筆やペンで描くのと似た感覚で、木製の食器、雑貨、アクセサリーなどにオリジナルのデザインを焼き付けられるのが大きな魅力です。
一般的なはんだごてと構造は似ていますが、ウッドバーニングペンはより繊細で芸術的な作業がしやすいように特化して設計されています。例えば、長時間の作業でも疲れにくいよう軽量でペンのように握りやすい形状であったり、様々な太さの線や模様を描けるように付け替え可能なペン先(チップ)が豊富に用意されていたりします。さらに、多くのモデルには温度調節機能が搭載されており、焼き色の濃淡を自在にコントロールできます。言ってしまえば、ウッドバーニングをより深く、快適に、そして創造的に楽しむためのプロフェッショナルなツールがウッドバーニングペンなのです。
補足:はんだごてとの関係
ウッドバーニングは、電子工作などに使われるはんだごてでも代用が可能です。特に「ちょっと試してみたい」という入門段階では、安価なはんだごては非常に魅力的な選択肢です。しかし、操作性や表現の幅を考えると、専用のウッドバーニングペンの方が格段に使いやすいでしょう。まずははんだごてでウッドバーニングの楽しさに触れ、趣味として本格的に続けたくなった時点で専用ペンの購入を検討するのが、最も無駄のないステップアップの方法です。

ダイソーにはんだごてはありますか?
はい、ダイソーではんだごてを購入することができます。豊富な品揃えを誇るダイソーの工具コーナーに、DIYや電子工作用として陳列されています。
価格は550円(税込)で、出力(消費電力)は30Wのものが一般的です。これはウッドバーニング専用品ではありませんが、木材に基本的な焼き付け作業を行うことは十分に可能です。「高価な道具を買う前に、まずは一度ウッドバーニングを体験してみたい」という方にとっては、これ以上ないほど手軽に始められる選択肢と言えるでしょう。
使用上の注意点:こて台の準備は必須
ダイソーのはんだごてには、作業中に高温のこて先を置いておくための「こて台」が付属していません。安全に作業するため、こて台は必ず別途用意してください。ホームセンターで専用のこて台を購入するのが最も安全ですが、なければ金属製のトレイや空き缶のフタなど、不燃性のもので代用することも可能です。ただし、安定性の低いものは転倒の危険があるため注意が必要です。
ダイソーのはんだごてのポイント
- 価格:550円(税込)
- 出力:30W
- 特徴:ウッドバーニングの入門用として非常に手軽に試せる
- 注意点:こて台は付属していないため、安全のために別途用意が必須

30Wの温度はどのくらい?
一般的に、30Wクラスのはんだごてのこて先温度は、およそ480℃前後に達するとされています。この温度は、木材の繊維を炭化させて焼き色を付けるには十分な熱量です。
ただし、ウッドバーニング専用の高性能な電熱ペンの中には、さらに高い600℃以上に設定できるモデルや、ダイヤル式で温度を細かく無段階に調節できるモデルも存在します。30Wのはんだごては温度が一定で調節ができないため、焼き色の濃淡を表現するには、ペンを動かす速さや木材に押し当てる時間の長さといった技術的な工夫が求められます。ゆっくりとペンを動かせば焦げ色が濃く、速く動かせば薄く焼き色がつきます。これはデメリットであると同時に、シンプルな機能の中でいかに表現の幅を広げるか工夫する、というはんだごてならではの楽しみ方の一つかもしれません。

火傷に注意!安全な作業環境を
こて先は400℃を超える非常に高温になります。使用中はこて先やその周辺の金属部分に絶対に素手で触れないでください。また、作業を中断する際や終了後は、必ず金属製のこて台に正しく置き、周囲に紙や布などの燃えやすいものがないか常に確認しましょう。特にお子様やペットがいるご家庭では、作業時間や場所を工夫するなど、細心の注意が必要です。
はんだごて・電熱ペンの違い
ウッドバーニングを始めるにあたり、多くの方が最初に悩むのが「はんだごて」と「電熱ペン」のどちらを選ぶべきかという点です。どちらの道具も木を焦がすという目的は同じですが、その使い勝手や機能性、そして価格には大きな違いがあります。ここでは、両者の違いを多角的に詳しく比較してみましょう。
主な違いは、「価格」「操作性」「機能性」「安全性」の4点に集約されます。以下の表にそれぞれの特徴を具体的にまとめました。
比較項目 | はんだごて(ダイソーなど) | 電熱ペン(専用品) |
---|---|---|
価格 | 非常に安価(550円~1,500円程度)で、初期投資を大幅に抑えられる。 | 安価なエントリーモデルでも数千円、高機能なプロモデルは1万円以上と高価。 |
操作性 | 持ち手からペン先までの距離が長く、重心も後ろにあるため、細かい作業が難しい。グリップ部分も熱くなりやすい。 | 軽量でペンのように持てるため、繊細な線やイラストも直感的に描きやすい。グリップは熱が伝わりにくい構造。 |
機能性 | 温度調節は不可で常に一定温度。ペン先も基本的に交換できないため、表現の幅が限られる。 | 温度調節機能で濃淡を自在に表現可能。ペン先の種類が豊富で、描きたいものに合わせて付け替えできる。 |
安全性 | ON/OFFスイッチがないモデルが多く、コンセントの抜き差しで電源を管理する必要がある。 | 手元にON/OFFスイッチがあり、安全に操作しやすい。こて台がセットになっている製品も多い。 |
おすすめな人 | ・とにかく安く、手軽に始めてみたい人 ・簡単な模様や名前を入れる程度で満足な人 | ・本格的に趣味として長く楽しみたい人 ・細かいイラストやデザイン、濃淡のある作品に挑戦したい人 |
WEBライターの視点
このように、はんだごては「ウッドバーニングの世界への入り口」としては非常に優秀です。しかし、もし「これは楽しい!もっと色々なものを描いてみたい!」と感じたなら、迷わず専用の電熱ペンへステップアップすることをおすすめします。操作性が格段に向上し、あなたの創造性が一気に解放されますよ。
ウッドバーニングに適した木は?
ウッドバーニングの仕上がりや作業のしやすさは、使用する木材の種類によって大きく左右されます。木材の硬さ、木目の細かさ、油分の含有量などが、描きやすさや焼き色の出方に直接影響するためです。ここでは、初心者から上級者まで、レベル別におすすめの木材と、素材として人気のコルクについて解説します。
初心者におすすめの木材
初めてウッドバーニングに挑戦するなら、圧倒的におすすめなのが「シナベニヤ」です。多くのハンドメイド作家も愛用しており、ホームセンターなどで安価に手に入ります。ウッドバーニングに最も適した木材とされる理由は以下の通りです。
- 木肌が白い:
焦がした線の茶色や黒がくっきりと引き立ち、作品が非常に美しく見えます。 - 木目が少ない:
ペン先が木目に引っかかったり、焼き色が滲んだりすることが少なく、スムーズに線を引けます。 - 適度な硬さ:
柔らかすぎず硬すぎないため、ペン先の熱が均一に伝わり、焦げ付きのコントロールがしやすいです。
その他、桜やイチョウ、朴(ホオ)ノキなども木目が細かく、比較的描きやすい素材として知られています。

コルク素材もおすすめ
100均でも手軽に手に入るコルク製のコースターや鍋敷きも、初心者にとって非常に扱いやすい素材です。柔らかいため軽い力でするすると描け、はっきりと焼き色がつきます。ただし、油分が多いためペン先に焦げカスが付きやすいので、時々紙やすりなどで掃除しながら作業しましょう。
避けた方が良い木材
逆に、杉や松のように木目がはっきりしていて、硬い部分(冬目)と柔らかい部分(夏目)の差が激しい木材は、均一に焦がすのが難しく初心者には向きません。焼きムラができやすいため、細かなデザインには適さないでしょう。また、ヤニ(樹脂)が多い木材は、熱でヤニが溶け出してペン先を汚し、作業の妨げになることがあります。
補足:100均の木製アイテムを使う際の注意点
100均で販売されている木製のスプーンやお皿、カッティングボードなどもウッドバーニングの素材として魅力的です。ただし、多くの場合、表面に防水や艶出しのためのニスやウレタン塗料がコーティングされています。そのままだと焼き色が付きにくく、有害な煙が出る可能性もあるため、作業前に紙やすり(サンドペーパーの#240~#400程度)で表面を軽く削り、コーティングを完全に剥がしてから始めましょう。このひと手間で、仕上がりと安全性が大きく向上します。
100均はんだごてウッドバーニングのコツと応用
- はんだごてでのコツを解説
- おしゃれなで実用的な作品例
- 100均(セリア・ダイソー)の電熱ペン
- ニトリやホームセンターの電熱ペン
- おすすめの電熱ペン
- 100均はんだごてでウッドバーニングを楽しもう
はんだごてでのコツを解説
100均のはんだごては専用品と比べて少し扱いにくい点もありますが、いくつかの重要なコツを押さえれば、初心者でも驚くほど綺麗な作品を作ることが可能です。ここでは、準備段階から実践テクニックまで、上達への近道となるポイントを詳しく解説します。
【準備編】下準備のコツ
1. 表面を丁寧に研磨する
描きたい木材の表面を紙やすり(#400程度の目が細かいもの)で軽く磨き、ツルツルに仕上げておきましょう。これにより、ペン先が引っかかりにくくなり、インクが滲むことなくスムーズな線が描けます。
2. 下絵を正確に転写する
いきなりフリーハンドで描くのは、よほど絵心に自信がある人でない限り難易度が高いです。描きたいイラストや文字を紙に印刷し、カーボン紙やチャコペーパーを使って木材に転写しましょう。この一手間で、完成後のバランスが整い、クオリティが格段に上がります。ズレないように、転写する紙はマスキングテープで固定するのがおすすめです。
【実践編】描くときのコツ
1. 利き手をしっかり支える
はんだごてはペン先が長く、重心が手元から離れているため、手元がブレやすいです。ペンを持っていない方の手で、利き手の手首や小指の側面あたりを支えながら描くと、ペン先が安定し、震えのない綺麗な線が描けます。
2. 「止めない、一定速度」を意識する
はんだごてを木材の上で一瞬でも止めると、その部分だけが点状に黒く焦げてしまいます。「ゆっくり動かすと濃く太い線」「速く動かすと薄く細い線」になることを常に意識し、リズミカルに一定のスピードでペン先を動かすのが最も重要なポイントです。
3. 熱に強いステンレス製の定規を活用する
綺麗な直線をビシッと引きたい場合は、熱に強いステンレス製の定規を使いましょう。定規にこて先を軽く沿わせるように動かすと、フリーハンドでは難しいシャープな線が描けます。プラスチック製の定規は熱で溶けてしまうので絶対に使用しないでください。
【応用編】塗りつぶしのコツ
広い範囲を均一に塗りつぶしたい場合は、ペン先を少し寝かせ気味にして、木目に沿って一定方向にゆっくりと動かします。一度で濃くしようとせず、何度も薄く重ね塗りするようなイメージで作業すると、焼きムラのないプロのような綺麗な塗りつぶしができます。焦りは禁物です。

おしゃれなで実用的な作品例
ウッドバーニングの最大の魅力は、身の回りのありふれた木製品を、世界に一つだけの温かみあるオリジナルアイテムに変身させられることです。ここでは、あなたの創作意欲を刺激するような、おしゃれで実用的な作品例をいくつかご紹介します。
【定番】カトラリーへの名入れやイラスト
木製のスプーンやフォーク、お箸に名前やイニシャル、簡単なイラスト(スマイルマーク、動物の顔など)を入れるのは、定番で最も人気のあるアイデアです。家族それぞれの専用カトラリーを作れば、毎日の食事がもっと楽しくなります。出産祝いや誕生日プレゼントとしても、心のこもった贈り物として大変喜ばれるでしょう。

【実用的】コースターやカッティングボードのデザイン
100均でも手軽に手に入るコルクや木製のコースターは、練習にも最適な素材です。北欧風の幾何学模様や、好きなキャラクター、オリジナルのロゴなどを描いてみましょう。お客様へのおもてなしに使えば、会話のきっかけにもなります。カッティングボードに描けば、使わない時もキッチンの素敵なインテリアになります。
【個性的】DIY工具や趣味の道具をカスタマイズ
金づちやドライバーなど、持ち手が木でできた工具にウッドバーニングを施すのも面白いアイデアです。無骨な工具に自分だけのデザインや名前を加えることで、愛着が湧き、DIY作業がさらに楽しくなること間違いありません。ガーデニング用の木製ピックに植物の名前を描くのも実用的でおしゃれです。
他にも、木製プレートでウェルカムボードを作ったり、アクセサリー用の木製パーツに繊細な模様を描いたり、子どもが描いた絵を木箱に焼き付けて思い出の品にしたりと、アイデアは無限大です。まずは身近な小物からチャレンジして、自分だけのオリジナル作品作りを存分に楽しんでみてくださいね。
100均(セリア・ダイソー)の電熱ペン
「ウッドバーニングの道具は、すべて100均で揃えられたら一番手軽なのに」と考える方は多いでしょう。ここでは、ダイソーやセリアといった主要な100円ショップにおける、関連道具の取り扱い状況について詳しく解説します。
まず、最も重要な点として、2025年現在、ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでは、「ウッドバーニング専用の電熱ペン」は販売されていません。
前述の通り、ダイソーで手に入るのはあくまで電子工作用の「はんだごて」であり、これをウッドバーニングに代用できる、という位置づけになります。セリアやキャンドゥでは、現在のところはんだごて自体の取り扱いも確認できていません。
しかし、がっかりする必要は全くありません。むしろ、セリアやダイソーはウッドバーニングの「素材」や「周辺道具」の宝庫です。

100均で揃うウッドバーニング関連アイテムの例
- 素材(描く対象):
木製コースター(丸型、角型)、カッティングボード、木製スプーン・フォークセット、仕切り付き木箱、MDF材、コルクボードなど、非常に豊富。 - 道具(作業補助):
紙やすり(様々な粗さがセットになったもの)、カーボン紙、チャコペーパー、定規(ステンレス製)、マスキングテープなど。
このように、メインの加熱ツール(はんだごて)以外は、作業に必要なほとんどのアイテムを100均で効率よく、かつ安価に揃えることが可能です。
ニトリやホームセンターの電熱ペン
100均以外ではどこで道具が手に入るのでしょうか。ここでは、身近なニトリや、品揃えが豊富なホームセンターでの取り扱いについて見ていきましょう。
ニトリでの取り扱い
家具や生活雑貨、食器などを幅広く扱うニトリですが、現在のところ、ウッドバーニング用の電熱ペンや、代用品となるはんだごての取り扱いはありません。ただし、ウッドバーニングの素材として使える無地の木製食器やカッティングボードなどは豊富なので、素材探しの場としては大いに活用できるでしょう。
ホームセンターでの取り扱い
カインズ、コーナン、DCM、コメリなどの大手ホームセンターであれば、工具コーナーで多種多様なはんだごてが販売されています。価格帯やワット数(出力)、こて先の形状なども様々な種類から選ぶことができます。
また、より重要な点として、多くのホームセンターではホビー・クラフトコーナーが設けられており、そこに初心者向けのウッドバーニング用電熱ペンセットが置かれていることがあります。これらはペン先の付け替えが可能なエントリーモデルで、価格も3,000円~5,000円程度と比較的手頃です。品揃えは店舗の規模や地域によって大きく異なるため、確実に入手したい場合は、事前に各店舗の公式オンラインストアで在庫を確認するか、最寄りの店舗に直接問い合わせてみることをおすすめします。

おすすめの電熱ペン
「100均のはんだごてで試してみて、その魅力にハマってしまった!もっと本格的な作品を作りたい!」という方のために、ここでは初心者から上級者まで広く支持されている、信頼性の高いおすすめのウッドバーニング専用電熱ペンをご紹介します。
ウッドバーニングの世界で最も有名で、まさに定番と言えるのが、白光株式会社の「my pen α(マイペン アルファ)」です。
【決定版】白光(HAKKO) my pen α (マイペン アルファ) FD210-01
多くのプロのウッドバーニング作家も愛用する、信頼と実績のハイエンドモデルです。価格は高めですが、それに見合うだけの性能を持っています。
- 無段階の温度調節機能:
手元のダイヤルで室温から550℃までシームレスに温度を調節可能。
これにより、木材の種類や描きたい表現に合わせて、焼き色の濃淡を自在にコントロールでき、作品の表現力が飛躍的に向上します。 - 圧倒的に豊富なペン先:
極細の線描き用、滑らかな塗りつぶし用、ドットや模様を描く特殊な形状のものなど、別売りのペン先が非常に豊富です。
作りたい作品に合わせてペン先を交換することで、プロ顔負けの仕上がりを目指せます。 - 卓越した操作性:
軽量でグリップも握りやすく、ペンのような感覚で扱えるため、長時間の精密な作業でも疲れにくいように設計されています。

価格は1万円前後と、はんだごてに比べると高価ですが、その価値は十分にあります。趣味として長く、深く楽しみたいと考えている方には、最終的にこのモデルにたどり着くことが多いため、最初から選択肢に入れることを強くおすすめします。
「いきなり1万円はハードルが高い…」という方には、同じく白光から出ている温度調節機能がない廉価版モデル「my pen(マイペン)」や、Amazonなどで販売されている3,000円~5,000円程度のペン先交換式エントリーセットも良い選択肢です。ご自身の予算や、どれくらい本格的に取り組みたいかに合わせて、最適な一台を選んでみてください。
100均はんだごてでウッドバーニングを楽しもう
この記事では、100均のはんだごてを使ったウッドバーニングについて、基本から応用、そして本格的な道具へのステップアップまで詳しく解説しました。最後に、記事全体の重要なポイントをリスト形式で振り返ってみましょう。
- ウッドバーニングは電気の熱で木を焦がして絵や模様を描く楽しい技法
- ダイソーでは550円で30Wのはんだごてが購入でき、入門用に最適
- 100均ではウッドバーニング専用の電熱ペンは販売されていない
- はんだごてと専用電熱ペンは価格、操作性、機能性、安全性で大きく異なる
- はんだごてはペン先までが遠く、温度調節ができないため扱いに慣れとコツがいる
- 専用の電熱ペンは温度調節やペン先交換ができ、繊細で豊かな表現が可能
- 30Wのはんだごてのこて先温度は約480℃で、木を焦がすには十分な温度である
- 初心者がウッドバーニングに使う木材は、木目が少なく白いシナベニヤが最も適している
- コルク素材も柔らかく焼き色がつきやすいため初心者におすすめ
- 市販の木製品は作業前に紙やすりで表面のコーティングを削るのが綺麗に仕上げるコツ
- 下絵をカーボン紙などで転写することで失敗が少なくなり、完成度が上がる
- 描く際は利き手を支え、一定の速度でペンを止めずに動かすと線が安定する
- 綺麗な直線を引きたい場合は、熱に強いステンレス製の定規を活用しよう
- 本格的に楽しむなら、温度調節機能付きの白光「my pen α」が最もおすすめ
- まずは手軽な100均のはんだごてと素材で、ウッドバーニングの楽しさを気軽に体験してみよう
- 作業中は火傷や火災に十分注意し、安全な環境で行うことが何よりも大切