90スープラ(A90)オーナーのあなたが、自分でメンテナンスやスタッドレスタイヤへの交換をしようと思ったとき、一番最初の関門になるのが「90 スープラ ジャッキ アップ ポイントってどこ?」という問題ですよね。

GRスープラはBMWとの共同開発車両。これまでの国産車とは勝手が違うから、「ジャッキアップポイントってどうやって探せばいいの?」と戸惑う方も少なくないかなと思います。
とくに、GR スープラ専用のジャッキパッドが必要になる場面もあったりして、よく調べずに作業を始めると「ジャッキアップポイントを間違えたら車が壊れちゃうの?」と不安になるかも。最悪の場合、取り返しのつかない高額な修理につながる重大なリスクも潜んでいるんです。
それに、安全な作業に欠かせないジャッキについても、「ジャッキは何トンがおすすめ?」「SUV用のは使えるの?」なんて、工具選びで迷うこともあるかもしれません。

この記事では、私が90スープラの正確なジャッキアップポイントの位置から、安全なタイヤ交換の具体的な手順、さらに気になるスープラのタイヤ交換費用を賢く抑えるコツまで、詳しくお伝えしていきますね。

90 スープラのジャッキアップポイントの位置と完全ガイド
くらべる広場・イメージ
記事のポイント
  • 90スープラの正確なジャッキアップポイント(フロント・リア・サイド)
  • 安全なジャッキアップ作業に必要な工具とジャッキの選び方
  • BMWベース車両特有の「GR スープラ ジャッキパッド」の重要性
  • GRスープラ タイヤ交換の具体的な手順と費用を抑えるヒント

90 スープラ ジャッキ アップ ポイントの基礎知識

内容
  • フロントのジャッキアップポイント
  • リアのジャッキアップポイント
  • GR スープラ ジャッキパッドの必要性
  • ジャッキアップポイントはどうやって探しますか?
  • ジャッキアップポイントを間違えるとどうなる?

フロントのジャッキアップポイント

90スープラ(A90)のフロント側フロアジャッキポイント(車の前側をガバッと持ち上げる中央のポイント)は、エンジンアンダーカバーの中央付近にある、丸く凹んだ箇所です。

ここは車の重心バランスをしっかり考えた、強度のあるポイント(メンバー部分)に設定されています。車を正面から見て、エンジン下部を守っているアンダーカバーを覗き込んでみてください。他の部分とは明らかに形が違う凹みとして設計されているので、見つけやすいかなと思います。

ただ、90スープラは純正状態でも最低地上高がかなり低く設計されているんですよね。だから、一般的なフロアジャッキ(ガレージジャッキ)を使おうとすると、ジャッキ本体がバンパーやアンダーカバーに当たってしまい、奥にあるポイントまで届かないケースがとっても多いんです。

フロントのジャッキアップポイント
くらべる広場・イメージ

補足:ジャッキが入らない場合の対処法

ローダウンしている車はもちろん、純正の車高でもフロアジャッキを入れる隙間がないときは、タイヤスロープ(カースロープ)が必須アイテム。前輪をスロープに乗り上げさせて数センチ車高を稼ぐことで、ジャッキを差し込むための隙間をしっかり確保します。木材などで代用すると滑って危険なので、必ず専用のスロープを使ってくださいね。

この中央のポイントにジャッキを正確に当てることで、フロントの両輪を同時に、しかも安全に持ち上げることが可能になります。ジャッキを当てる時は、必ず凹みのど真ん中に正確にセットして、ゆっくりと持ち上げながらズレないかをしっかり目で確認しながら進めてください。

リアのジャッキアップポイント

リア側のフロアジャッキポイント(中央)は、デフボックス(デファレンシャルケース)本体になります。

デフボックスはリアアクスルの中央にあって、とても頑丈な部品だからこそジャッキアップポイントとして指定されています。でも、ここで最大の注意点があります。

それは、デフケースについている冷却フィンを絶対に避けること。

リアのジャッキアップポイント
くらべる広場・イメージ

警告:冷却フィンへのジャッキアップ厳禁

デフケースには、走っている時の風でデフオイルを冷やすための、薄いアルミ製の冷却フィンが付いていることがあります。このフィン、実はすごく強度が低くて、ジャッキをかけてしまうと簡単に曲がったり、パキッと割れたりしてしまうんです。もしフィンが壊れると、そこからデフオイルが漏れて、最悪の場合はデフの焼き付きといった高額な修理が必要になる致命的な故障に直結するかも。

だから、作業を始める前は懐中電灯やスマホのライトでデフボックス周辺を明るく照らして、フィンのない平らで頑丈なケース本体部分をしっかり確認してからジャッキを当ててくださいね。サスペンションのアームやスタビライザーなど、他の部品に間違えてジャッキをかけないように、細心の注意が必要です。

ジャッキパッドの必要性

90スープラは、ご存知の通りBMW(Z4)とプラットフォームを共有していますよね。なので、車体構造の設計思想もBMW、つまり欧州車のスタンダードに基づいているというわけ。

日本の国産車の多くは、パンタグラフジャッキをかけるポイントとして、ドアの下(サイドシル下部)に「ミミ」と呼ばれる2枚重ねの鉄板が出っ張った部分があります。でも、スープラ(BMW)にはこの「ミミ」が存在しません。

その代わりに、車体側面(サイドシル下部)の前後4箇所に、樹脂製のジャッキパッドが初めから装着されているか、専用のアダプターを差し込むための四角い穴(ジャッキホール)が用意されています。

フロアジャッキやリジットラック(ウマ)をこのサイド4点にかける時は、「GR スープラ ジャッキパッド(ジャッキアダプター)」を使うのが必須になります。

ジャッキパッドの必要性
くらべる広場・イメージ

なぜジャッキパッドが必要か?

このアダプターは、ジャッキホールの四角い穴にピッタリはまって、車体側の樹脂パーツやサイドシル本体に余計な負担をかけず、内部の頑丈なフレーム(モノコック)に力を伝える役割を持っています。もしアダプターを使わずに直接ジャッキをかけてしまうと、サイドシルカバー(樹脂パーツ)がバキッと割れたり、車体側の受け部分がベコッと潰れたりする破損に直結するかも。修理代を考えるとゾッとしますよね。

これらのジャッキパッド(アダプター)は、純正部品としてディーラーで買うこともできるし、サードパーティ製(たとえばVERUS ENGINEERING、KTC、アストロプロダクツなど)も市販されていて、Amazonやカー用品店で1個1,000円〜数千円くらいで手に入ります。ゴム製やアルミ製など素材はいろいろありますが、あなたが持っているジャッキのお皿の形に合うものを選んでみてください。

ジャッキアップポイントはどうやって探しますか?

ジャッキアップポイントを探す時、一番信頼できる情報源は、車の取扱説明書とプロが使う整備解説書(リペアマニュアル)です。

1. 取扱説明書

取扱説明書には、パンクした時などの緊急時に車載ジャッキ(パンタグラフジャッキ)を使うためのポイント、つまりさっきお話しした「サイド4点」の位置がイラストで載っていることが多いです。でも、フロアジャッキを使って車の前後を中央からガバッと持ち上げるためのポイント(フロントメンバーやリアデフ)については、載っていないことも結構あるんですよね。

2. GRガレージやディーラーへの問い合わせ

一番確実な方法の一つが、購入したGRガレージやトヨタのディーラー、あとはBMWの整備に詳しい専門店に直接聞いてみること。「フロアジャッキで前後をいっぺんに上げたいんだけど、正式なポイントはどこですか?」と具体的に質問すれば、正確な情報を教えてもらえる可能性が高いですよ。

3. 整備解説書(リペアマニュアル)

プロの整備士さんが使っている整備解説書には、全てのジャッキアップポイントが正確に載っています。個人で手に入れるのは少し難しいかもしれないけれど、これが一番信頼できる情報源になりますね。

4. オーナーの整備情報(Web)

ネット上の整備手帳やブログにもたくさんの情報が溢れています。でも、これを参考にする時はちょっと注意が必要かも。中には間違った情報や、その人の車だけの特別なやり方(メーカーが推奨していない方法)が混ざっていることもあります。いくつかの情報をしっかり見比べて、明らかに信頼できそうな(写真やイラストが整備解説書に近い)情報を参考にするようにしてくださいね。

ジャッキアップポイントはどうやって探しますか?
くらべる広場・イメージ

ジャッキアップポイントを間違えるとどうなる?

もし指定されていない場所にジャッキをかけてしまうと、車に深刻なダメージ、時には直せないくらいのダメージを与えてしまう可能性があります。
間違った場所にジャッキをかけた時にどんな損傷や二次被害が起きるか、まとめておきますね。

間違った箇所発生しうる損傷と二次被害
フロアパネル(車体の底)フロアパネルが簡単にベコッと凹んで歪んでしまいます。
最悪の場合、室内にまでその歪みが影響して、
雨漏りしたりシーリングが剥がれたりして錆(腐食)の原因になるかも。
サイドシル(指定穴以外)樹脂製のサイドステップカバーが割れてしまいます。
それに、その内側にあるボディパネルまで凹んでしまうと、
ドアの閉まりが悪くなったり、ボディの剛性が落ちたりする心配もありますよ。
サスペンションアーム類アルミ製や中空構造で作られているアーム類は、
車全体の重さを支えるようには作られていません。
ここにジャッキをかけると曲がったりクラック(ヒビ)が入ったりして、
アライメントが狂ってしまいます
(まっすぐ走らなくなったり、タイヤが偏摩耗したり)。
走行中の安定性を完全に失うので本当に危険。
エンジンオイルパン等アルミや樹脂でできたオイルパンはすごく脆くて、簡単に割れてしまいます。
ジャッキアップした瞬間にエンジンオイル(またはATF)が
全部ドバーッと漏れ出して、エンジンブローなど致命的で高額な故障につながるかも。
ジャッキアップポイントを間違えるとどうなる?
くらべる広場・イメージ

そして、こういった車の破損以上に一番恐ろしいのが、ジャッキアップ中の車の落下です。

不安定な場所や強度のない場所にジャッキをかけると、車体が持ち上がっていく途中で重さに耐えられず、ジャッキがツルッと滑ったり、かけた場所が壊れたりして、ほんの数秒で車体が地面にドシンと落ちてしまいます。もしその時、車体の下で作業していたら…命に関わる重大な人身事故になってしまいますよね。だからこそ、ポイント選びは本当に慎重にお願いします。

90 スープラのジャッキアップポイントと整備

内容
  • GRスープラ タイヤ交換の手順
  • ジャッキは何トンがおすすめ?
  • SUVのジャッキは何トン必要ですか?
  • スープラ タイヤ交換費用を抑える方法
  • 安全な作業に必要な工具とリジットラック
  • 90 スープラ ジャッキ アップ ポイント作業の総括

タイヤ交換の手順

90 スープラ(GRスープラ)のタイヤ交換(ホイールごとの履き替え)をDIYでやる時の、安全を最優先にした詳しい手順を解説しますね。作業は必ず自己責任で、焦らず慎重に進めていきましょう。

1. 安全の確保と準備

まずは、絶対に水平で平坦な、硬く舗装された場所(コンクリートのガレージなど)で作業を始めてください。砂利道や坂道は、ジャッキがズブズブ沈んだり倒れたりするので絶対にNG。

マニュアル車ならギアを1速(またはバック)に入れて、AT車ならPレンジに入れます。そしてサイドブレーキ(パーキングブレーキ)を強く確実に引いてください。

ジャッキアップする対角線上にあるタイヤ(例えば、右前輪を交換するなら左後輪)の前後に、輪止め(タイヤストッパー)をガッチリ噛ませます。スープラはFR(後輪駆動)だから、Pレンジやサイドブレーキで後輪はロックされますが、前輪を上げる時は後輪に、後輪を上げる時は前輪に輪止めをするのが基本中の基本ですよ。

2. ホイールボルトを緩める

ジャッキアップする前に、タイヤが地面にしっかり接地している状態で、クロスレンチやブレーカーバー(スピンナーハンドル)を使って、交換するホイールのホイールボルトを約半周から1周くらい緩めておきます。(ここでは完全に抜いちゃダメですよ!)

すっごく固く締まっていることもあるけど、レンチに足をかけて体重を乗せたりすると、ボルトが折れたり工具が壊れたりする恐れがあるので危険。手で緩まない時は、レンチの持ち手を少し長くするなどの工夫が必要ですが、無理はしないでくださいね。

盗難防止用のキーロックボルトが付いている場合は、先に専用のアダプターを奥までしっかり差し込んでから緩めます。このアダプターを壊したり無くしたりすると本当に面倒なことになるので、丁寧に扱ってください。

3. ジャッキアップ

指定されたジャッキアップポイント(サイド4点または中央)に、ジャッキを正確に当てます。サイドから上げる時は、さっきお話しした「GR スープラ ジャッキパッド(アダプター)」を忘れずに使ってくださいね。

バルブを操作して、ゆっくりと持ち上げていきます。車が持ち上がるにつれて、ジャッキや車体からミシミシと音がすることがありますが、慌てないで。ジャッキがポイントからズレていないか、常に目で確認しながら作業を進めるのがコツです。

4. リジットラック(ウマ)をかける

タイヤが地面から数センチ(タイヤが交換できるギリギリの高さ)浮いたら、すぐにリジットラック(ウマ)を車体の指定された頑丈なポイントにかけます。

ジャッキだけで車体を支えたまま、車体の下に手足を入れたり、タイヤ交換の作業を続けるのは「自殺行為」です。油圧ジャッキって構造上、ゆっくり圧が抜けて下がってきたり、中のシールが壊れて急にドスンと落ちたりするリスクが常にあるんですよ。

リジットラックをかけたら、ジャッキのリリースバルブを「ゆっくり、そーっと」回して、車の重さをリジットラックにしっかり預けます。ガコンと音がして、ウマに車重が完全に乗ったことを確認してくださいね。

安全対策の徹底(命綱)

整備記録にある通り、地震や予期せぬトラブルに備えて、「予備の安全対策(命綱)」をしておくことを強くおすすめします。外したタイヤやホイール、あるいは頑丈なコンクリートブロックなんかを、車体の下(フレームやメンバーの下など、万が一車が落ちても体が挟まれない場所)に置いておきましょう。これがあなたを守る最後の砦になります。

5. タイヤの脱着

リジットラックで安全がしっかり確保できたら、先に緩めておいたホイールボルトを全部手で回して外します。スープラは欧州車ベースの「ボルト式」なので、国産車のナット式と違って、ボルトを抜くとタイヤがハブからゴロンと落ちてきます。すごく重いので、足の上に落とさないように気をつけてくださいね。

新しいタイヤをつける時も、このボルト式がちょっとクセモノ。重いタイヤをよいしょっと持ち上げながら、ハブの穴とホイールの穴をピタッと合わせて、ボルトを差し込まないといけません。このしんどい作業を劇的にラクにしてくれるのが「ホイールセッティングボルト(ガイドボルト)」。先にこのガイドボルトを1〜2本差し込んでおけば、それをガイド代わりにしてホイールをスッと楽にはめ込めるので便利ですよ。

6. 本締めと確認

ガイドボルトを使いながらホイールをセットして、手で回せるところまで全てのボルトを均等に(対角線上に)締めていきます。

ジャッキをもう一度軽くかけてリジットラックを外し、タイヤが軽く地面に触れる(タイヤが空回りしない)くらいまで車体を下ろします。

ここでトルクレンチの出番。スープラ(A90)の指定トルクは140Nmとされています(必ず自分の車の取扱説明書で再確認してくださいね)。トルクレンチを指定トルクにセットして、「カチッ」と音が鳴るまで、必ず対角線上の順番(星を描くようなイメージで)で締め付けていきます。

力任せの締めすぎ(オーバートルク)は、ボルトが伸びたり折れたり、ハブが歪んだりする原因になるので絶対にやめましょう。

車を完全に下ろして輪止めを外したら、もう一度トルクレンチで全部のボルトが指定トルクで締まっているか最終チェックをします。最後に、家の近所をゆっくり低速で走ってみて、変な音がしないか、ハンドルのブレがないかを確認したら作業完了です!お疲れ様でした。

タイヤ交換の手順
くらべる広場・イメージ

ジャッキは何トンがおすすめ?

90スープラ(A90)の車両重量は、グレードにもよりますがだいたい1,410kg〜1,530kgくらい。ジャッキアップって車全体の重さを持ち上げるわけじゃなくて、一輪だけ、あるいは半分(前後どちらか)を持ち上げるんですよね。

計算上は車重の半分くらい(約700〜800kg)になるけど、それはあくまでジッとしている時の話。安全のマージンをしっかり考えると、最低でも2.0トン(2t)以上の能力があるフロアジャッキを強くおすすめします。

ジャッキは何トンがおすすめ?
くらべる広場・イメージ

なぜ2t以上が推奨されるのか?

1.5tのジャッキでも数字の上では上がるかもしれません。でも、能力ギリギリで使い続けると、ジャッキ本体のフレームにすごく負担がかかって、歪んだり油圧シールが早く劣化したり、最悪壊れてしまうリスクが高まります。それに、能力に余裕がないジャッキは、持ち上げている時の安定感もイマイチ。安全はお金には代えられないですからね。

さらに、スープラの場合は「何トン上がるか」と同じくらい「最低地上高」が重要。車体の下にスッと滑り込ませるためには、ジャッキの受け皿までの高さが低い「低床(ローダウン)タイプ」(目安として一番低い状態が80mm〜100mm以下のもの)じゃないと、ジャッキポイントまでそもそも届かない可能性が高いです。安いジャッキと高いジャッキの違いって、この低床性能やボディの頑丈さ、あとは下ろす時の「リリースバルブ」の操作しやすさ(ゆっくり安全に下ろせるか)にハッキリ出ますよ。

SUVのジャッキは何トン必要ですか?

ちょっと比較として、「じゃあSUVのジャッキは何トン必要なの?」という疑問にもお答えしますね。SUVのジャッキ選びは、スープラとは全く逆の考え方が必要になります。

1. 能力(トン数)

ランドクルーザーやレクサスLX、あとはアメ車のフルサイズSUVなんかは、車の重さが2,500kg(2.5t)〜3,000kg(3t)に達するものもあります。だから、SUVに使うジャッキは、最低でも3.0トン(3t)以上の能力があるものが安心。

2. 最高地上高(揚程)

スープラが「低床」を求めたのに対して、SUVは「高揚程(高く上がるか)」を求めます。SUVはもともと最低地上高が高くて、サスペンションのストローク(伸び縮みする幅)も長いから、タイヤが地面から浮き上がるまでに、ジャッキをかなり高い位置まで上げないといけないんです。

スープラとSUVのジャッキ選びの違い(まとめ)

  • スープラ:
    「低床(一番低い位置が低い)」かつ「2t以上」の能力がポイント。
  • SUV:
    「高揚程(一番高い位置が高い)」かつ「3t以上」の能力がポイント。

両方のいいとこ取りをした「低床・高揚程」タイプのジャッキもありますが、どうしても大きくて重くて、値段も高くなりがちですね。

SUVのジャッキは何トン必要ですか?
くらべる広場・イメージ

タイヤ交換費用を抑える方法

スープラのタイヤ交換費用って、タイヤ本体が高額(高性能タイヤやランフラットタイヤなど)だからお財布に響きますよね。でも、作業工賃の部分を賢く節約する方法はちゃんとあります。

1. DIY(自分で交換する)

この記事で紹介している「ホイールごとの履き替え」(例えば、夏タイヤホイールセット ⇔ スタッドレスホイールセット)を自分でやる(DIY)のが、一番手っ取り早く費用を抑えられる方法です。

最初のうちは、フロアジャッキ(約1〜3万円)、リジットラック(約5千円)、トルクレンチ(約5千円〜1万円)、ジャッキパッド(約2千円)などの工具代(合計で約2.2万〜4.7万円くらい)がかかります。

でも仮に、ディーラーやショップでのシーズン毎の履き替え工賃が5,000円〜1万円だとしたら、年に2回(春と冬)の交換で年間1〜2万円かかりますよね。そう考えると、だいたい2〜3年で工具代の元が取れちゃう計算になります。それ以降はずーっと工賃ゼロで済むのでお得ですよ。

2. タイヤ持ち込み専門店を利用する

もし「ホイールごとの履き替え」ではなくて、「タイヤの組み替え(ホイールから古いゴムを外して、新しいゴムをはめる)」が必要な場合はどうでしょう。

タイヤ本体は、値段の安いインターネット通販(Amazonやタイヤ専門のネットショップ)でポチッと購入します。そして、交換作業(組み替え・バランス調整・脱着)だけを、「タイヤ持ち込み歓迎」と宣伝している専門業者やガソリンスタンドにお願いするんです。

ディーラーや大手のカー用品店だと、他のお店で買ったタイヤを持ち込むと工賃が割高(通常の2倍とか)になったり、断られたりすることもあります。でも、持ち込み専門の業者なら、1本あたり2,000円〜3,000円程度の比較的安い工賃でやってくれることがあります。ただし、スープラはランフラットタイヤや大きくて薄い(偏平)タイヤが多いので、その作業ができる設備があるか、追加料金がかからないかを事前にしっかり確認しておくのがポイントです。

3. カー用品店や専門店のセールを利用する

タイヤ本体と工賃(組み替え・バランス・脱着)をセットで安く提供してくれる、カー用品店やタイヤ専門店のシーズンオフセール(冬前のスタッドレス早期割引など)を狙うのも一つの手。タイヤの種類が限られることもあるけど、トータルでかかるお金をグッと抑えられる可能性がありますよ。

安全な作業に必要な工具とリジットラック

ジャッキアップ作業がうまくいくかどうかは、ちゃんとした工具と、それ以上に「安全装備」をしっかり整えているかにかかっています。自分の命を守るために、次の工具と用品は必ず準備してくださいね。

「地震くらいで死にたくないでしょ?」「自分の命が一番大事!」という言葉は、DIYで車いじりをする全ての人が心に刻むべき名言です。安全対策に「やりすぎ」なんてことは絶対にありません。

分類工具・用品名主な役割と選定ポイント
【最重要】
(安全)
リジットラック (ウマ)車体を物理的に支える「命綱」。
ジャッキの能力(例:3t)と同等以上の
耐荷重があるものを最低2基(できれば4基)準備。
高さを細かく調整できるラチェット式が便利。
必須 (安全)輪止め (タイヤストッパー)ジャッキアップ中に車が動かないよう固定する。
ゴム製や樹脂製の頑丈なものが安心。
木片など滑りやすいものでは代用しない。
必須 (作業)フロアジャッキ車体を持ち上げる道具。
スープラは「低床(最低位80mm台など)」かつ
「2t以上」の能力を推奨。
必須 (作業)トルクレンチホイールボルトを規定トルク
(スープラは140Nm目安)で正確に締め付ける。
締め忘れやオーバートルクを防ぐ。
プレセット型(カチッと音が鳴るタイプ)が一般的。
必須 (作業)クロスレンチ / ソケットレンチホイールボルトを緩める・仮締めする。
スープラのボルトサイズに適合するソケット
(例:17mm)が必要。
推奨 (安全)予備のホイールやブロック万が一リジットラックが倒れた際の
「第二の命綱」。
車体下に置いておく。
推奨 (作業)GR スープラ ジャッキパッドサイド4点で上げる場合や、リジットラックを
サイドにかける場合に車体を保護する。
スープラではほぼ必須に近い推奨品。
推奨 (作業)ホイールセッティングボルト重いボルト式のタイヤ交換を劇的にラクにする
便利なガイド棒。
2本あると作業がスムーズ。
その他作業用グローブ・作業灯怪我防止のグローブ(滑り止め付き)。
車体下のポイントを正確に照らすLED作業灯(懐中電灯)。
安全な作業に必要な工具とリジットラック
くらべる広場・イメージ

とくに大事なのが、何度も言いますがリジットラック(ウマ)です。

ジャッキはあくまで車を「上げる」ための道具、リジットラックは車を「支える」ための道具です。この役割分担を絶対に勘違いしちゃダメ。ジャッキアップしただけの車体はすごく不安定で、ジャッキだけで支えられた車体の下には、たとえ一秒でも体の一部を入れてはいけません。

あと、トルクレンチはデリケートな精密機器です。使い終わったら必ずトルク設定を一番低い数値に戻してから片付けてくださいね。設定した数値のまま放っておくと、中のスプリングが「へたって」しまって、いざという時に正確な力で締められなくなってしまいます。

90 スープラのジャッキアップポイントに関する作業の総括

最後に、90 スープラのジャッキアップポイントに関する大切なポイントをおさらいしておきますね。

90スープラはBMWの欧州車規格で作られているため、ジャッキアップポイントも国産車とは少し異なります。フロントを上げる際は、アンダーカバー中央にある丸い凹み(メンバー部)を使い、リアを上げる際はデフボックス本体にかけますが、絶対に冷却フィンにはジャッキを当てないように注意してください。サイド4点でジャッキアップしたりウマをかけたりする場合は、四角い穴に合う専用のジャッキパッドの使用が必須です。

もし指定ポイントを外してサスペンションアームやオイルパンなどにジャッキをかけてしまうと、フロアやサイドシルが確実に破損してしまいます。作業を行う場所は、必ず水平で平坦、そして硬い地面を選ぶようにしてくださいね。

ジャッキ本体は「低床」タイプで「2トン以上」の能力があるものを強くおすすめします。作業前には必ず輪止めをかけ、ジャッキアップしたらすぐにリジットラック(ウマ)で車体を支えることが命を守るルールです。ジャッキだけで支えたまま作業するのは絶対にやめましょう。万が一に備えて、外したタイヤを車体下に置くなど二重の安全対策をしておくとより安心ですよ。

タイヤ交換の最後は、トルクレンチを使って目安の140Nmでホイールボルトを締め付けます。締めすぎ(オーバートルク)もボルト破損の原因になるので気をつけてください。

DIYでの作業はとても楽しいですが、すべての作業は自己責任になります。この記事を参考に安全を最優先にして、充実したスープラライフを楽しんでくださいね。

ジャッキの記事一覧へ

この記事を書いた人
userimg
とっしー
運営者のとっしーです。DIY歴は20年超。数々の失敗から得た経験を元に、工具のレビューや初心者がつまずくポイントを丁寧に解説しています。あなたの「最高の選択」を全力でサポートします!
おすすめの記事