電動工具の棚の前で立ち止まって、どれを手に取るべきか頭を抱えてしまった経験はありませんか。ハイコーキのドリルドライバーは、プロの現場で職人さんに愛される頑丈なプロ用から、休日のDIY作業を劇的に快適にしてくれる一般向けまで、本当に幅広いラインナップが揃っています。

キッチンカウンターで、コンパクトなハイコーキ風電動ドライバーを使って木製のスパイスラックを組み立てる日本人女性。明るい家庭的な雰囲気で、笑顔で作業を楽しんでいる様子。

店頭やネットショップを覗いてみても、似たようなアルファベットと数字の型番がずらりと並んでいて、それぞれの違いがピンとこないことも少なくありません。

私自身、これまで現場仕事や工房での木工作業、プライベートの家具作りを通して、数え切れないほどの電動工具を使い倒してきました。ハイコーキの工具は、手になじむ絶妙なグリップ感やなめらかなトリガーの引き心地、そしていざという時にしっかり粘るタフなモーター性能が抜群で、心から信頼しているメーカーのひとつです。

穴あけ作業やネジ締めは、すべてのものづくりの基本です。だからこそ、自分の作業スタイルにぴったりの相棒に出会えると、日々のDIYや現場の効率は驚くほど跳ね上がります。スペック表に書かれた数値の差だけを見るのではなく、重さのバランスや取り回しの良さ、バッテリーの使い回しまでトータルで見極めることが失敗しないための秘訣です。

この記事では、工具選びで迷っているあなたが後悔しない選択をできるよう、現行モデルの違いや選び方の勘所を余すところなくお届けしていきます。あなたが思い描く作業にぴったりの1台を、一緒に見つけていきましょう。

記事のポイント
  • ハイコーキの電圧クラスごとの性能差と使い勝手
  • プロ向けとDIY向けモデルの明確な見分け方
  • 失敗しないトルク選びとクラッチ機能の活用術
  • 用途別におすすめできる代表モデルの徹底比較

ハイコーキのドリルドライバー比較で見極める選び方

ドリルドライバー選びで最初にぶつかる壁が、バッテリーの電圧やモーターの違い、そして作業内容に合わせたパワーの見極めです。見た目はそっくりでも、中身の設計思想や得意分野はモデルごとにまったく異なります。まずは、どのようなポイントに注目して見比べていけばいいのか、プロの視点から基本となる判断基準をわかりやすく紐解いていきましょう。

ハイコーキのドリルドライバー比較と電圧選び

電動工具を選ぶうえで、まず最初の大きな分かれ道となるのが「バッテリーの電圧(ボルト数)」です。ハイコーキのコードレスドリルドライバーには、大きく分けて10.8V、18V、そしてハイコーキ独自の看板技術である36V「マルチボルト」という3つの主要な電圧クラスが用意されています。

10.8Vクラスは、とにかく軽さとコンパクトさを最優先したい方にうってつけです。本体が小ぶりで細身に作られているため、キッチンの組み立て家具を作ったり、狭い棚の中に手を突っ込んでネジを締めたりする作業でも手が疲れません。腕を上げっぱなしにする上向きの作業でも、手首への負担がとても少ないのが嬉しいところですね。

一方で、本格的な木工DIYやリノベーション、ウッドデッキ作りなどを楽しみたいなら、標準的な作業をマルチにこなせる18Vクラスが頼もしい味方になります。厚みのある硬い木材への穴あけや、長いコーススレッドの打ち込みでもパワー不足を感じにくく、市場に出回っている先端工具やアタッチメントの選択肢も圧倒的に豊富です。

そして、建築現場でのハードな連続作業や、太い座ぐり穴あけ、鉄骨への穴あけなど極限の粘りが求められる場面では、36Vのマルチボルトシリーズが圧倒的な真価を発揮します。

建設現場で、作業着とヘルメットを着用した日本人男性が、 rugged なハイコーキ風電動ドリルを使って、太い木の梁に長いネジを打ち込む様子。粉塵が舞う中、真剣な表情で作業している。

高負荷がかかってもモーターの回転が落ちにくく、驚くほどスピーディーに作業を完了できます。

記事のポイント
電圧クラスごとの大まかな目安
  • 10.8V:家具の組み立て、屋内軽作業、狭所作業に最適な軽量モデル
  • 18V:本格DIYから幅広い現場作業までカバーする汎用性の高いスタンダード
  • 36V(マルチボルト):太径の穴あけや連続重負荷作業に耐えうるプロ仕様の圧倒的パワー

なお、数値上のトルクや最大穴あけ能力の仕様は、あくまでメーカーが定めた標準的な条件下での測定値です。実際の作業スピードや締め付け感は、取り付ける先端ビットの品質や木材の硬度、バッテリーの残量によっても変化するため、作業内容に対して少し余裕を持ったスペックを選んでおくと失敗がありません。

プロ向けとDIY向けの違いを徹底比較

ハイコーキの製品カタログやホームセンターの売り場を眺めていると、緑色の本体カラーでも微妙に色合いが違ったり、型番の付け方が異なったりすることに気づくはずです。実はハイコーキには、過酷な現場ユースを前提にした「プロ用モデル」と、一般家庭での使いやすさと価格のバランスを重視した「DIY向けモデル」の2つの系統が存在します。

プロ用モデルは、毎日のように現場へ持ち込み、粉塵が舞う環境や雨がパラつく屋外、さらには高所からの不意の落下にも耐えられるよう、ハウジングの剛性や内部パーツの耐久性が極めて高く設計されています。モーターには摩耗するブラシがない「ブラシレスモーター」が積極的に採用されており、長寿命でエネルギー効率に優れ、細かなスピードコントロールができる電子制御が組み込まれているのが特徴です。

反対にDIY向けモデルは、年に数回の家具作りや休日のちょっとした修繕作業を想定して、過剰な堅牢性や特殊機能をあえて削ぎ落とし、手に取りやすい手頃な価格設定を実現しています。モーターには昔ながらのカーボンブラシ式が使われていることも多く、本体サイズはプロ用最新機種に比べるとやや大ぶりになる傾向がありますが、家庭用としては十分すぎる実力を誇ります。

比較項目 プロ用モデル DIY向けモデル
モーターの種類 高効率ブラシレスモーター主流 ブラシ付きモーターまたは標準ブラシレス
耐久性・防塵防滴 IP56等の高い防じん・耐水設計あり 一般的な屋内・軽作業向けの標準設計
本体サイズと重量 非常にコンパクトで取り回し重視 標準的なサイズ感で程よい重量感
バッテリー互換性 36Vマルチボルトやプロ用18V蓄電池 DIY専用リチウムイオン蓄電池が中心
価格帯の傾向 本体のみでも比較的高価格帯 ケース・充電器・電池セットで手頃

ここでひとつ注意したいのが、「バッテリーの互換性」です。プロ用の蓄電池とDIY用の蓄電池は、差し込み口の形状や通信端子の設計が異なるため、基本的に使い回しができません。将来的にインパクトドライバーや丸ノコ、クリーナーなど他の電動工具を少しずつ揃えていきたいと考えているなら、バッテリーの共通規格を視野に入れてシリーズを選ぶことが肝心です。

作業用途に合わせた最大トルクとクラッチ

ドリルドライバーがインパクトドライバーと決定的に違う最大の強み、それは「トルク調整クラッチ」が搭載されている点にあります。トルクとは、ネジを締めたり刃物を回転させたりする「ねじる力(回転力)」の強さを表す単位(N・m:ニュートンメートル)です。

もし強すぎる力でネジを締め込んでしまうと、木材の表面がバキッと割れてしまったり、ネジ頭の十字溝がツルツルに潰れる「なめり」が起きてしまったりします。さらには、ネジの首元がねじ切れて木の中に埋まってしまうという最悪のトラブルにも見舞われかねません。そこで活躍するのが、設定した負荷に達した瞬間に「カチカチッ」と空転してモーターの力を逃がしてくれるクラッチ機能です。

記事のポイント

◆ワンポイントアドバイス

クラッチの目盛りは、数字が小さいほど弱い力で止まり、大きくなるほど強く締め込みます。初めて扱う木材や繊細な部材にネジを打つときは、まず一番弱い目盛りにセットして試し打ちをし、ネジの沈み具合を見ながら徐々にダイヤルを上げていくのが失敗しないコツですよ。

木工ワークショップで、伝統的な日本家具のミニチュアを組み立てる日本人男性。集中した表情で、ハイコーキ風電動ドライバーのクラッチリングを左手で調整し、精密なネジ締めを行う様子。

最大トルクの目安としては、カラーボックスの組み立てや蝶番の取り付けなどの軽作業なら、最大トルク30N・m前後のモデルで十分に事足ります。一方で、2×4(ツーバイフォー)材を使った棚の製作や、75mm以上の長い木ネジを何十本も打ち込むような作業、あるいは鉄板への下穴あけを伴うなら、低速時最大トルクが60N・m〜100N・m以上あるハイパワーモデルを選ぶと、モーターが悲鳴を上げることなくスムーズに作業が進みます。

速度切り替えスイッチ(高速/低速)の使い分けも大切です。一般的に、小さなネジ締めや細いキリでの穴あけは高回転の「高速モード」、太いネジの締め付けや大きな座ぐり穴あけはトルクが強く粘り強い「低速モード」で行います。ギアを適切に切り替えることで、工具への負荷を抑えながら綺麗な仕上がりを実現できます。

チャック能力と先端工具の選び方

ドリルドライバーの先端にある、ビットをギュッと掴み込む部品を「ドリルチャック」と呼びます。ハイコーキのドリルドライバーの多くは、キーを使わずに手でリングを回すだけで先端工具をしっかりロックできる「キーレスチャック」を採用しています。

このチャックが掴むことのできる軸の太さの範囲を「チャック能力」と言い、一般的には最大10mmまで掴めるタイプと、最大13mmまで掴めるタイプの2種類が存在します。10mmチャックは主に小型の10.8V機やDIY向けモデルに多く、家庭用で使われる一般的な六角軸ビットや丸軸ドリル刃のほとんどを問題なく装着できます。

それに対して、プロ用の18Vや36V上位機種に搭載される13mmチャックは、大径のホールソー(円形に穴をくり抜く刃物)や、鉄工用の太いストレートドリル、モルタルを混ぜるミキサーシャフトなど、軸が太く負荷の大きい特殊なアタッチメントもしっかり掴み込めます。自分が今後どんな作業にチャレンジしたいのかを想像しながら、チャックの最大径を確認しておくことが大切です。

先端工具を取り付ける際は、チャックの中心にある3つの爪のど真ん中にまっすぐ軸を差し込み、手で「カチッ」とクリック感が鳴るまでしっかりと締め込んでください。少しでも斜めに噛み合ってしまうと、回転させたときに先端がブレてしまい、正確な穴あけができなくなるばかりかビットが脱落して思わぬ怪我に繋がる危険性があります。

記事のポイント

先端工具交換時の安全に関する注意

ビットやドリル刃を交換する際は、必ず回転方向切り替えレバーを中央のロック位置にするか、バッテリーを本体から取り外した状態で行ってください。不意にスイッチトリガーに指が触れてモーターが回転すると、指を巻き込まれて大怪我をする恐れがあります。安全第一で作業を行いましょう。

ハイコーキのドリルドライバー比較でおすすめの機種

ここからは、ハイコーキが世に送り出している数々のドリルドライバーの中から、実際の使い勝手やコストパフォーマンス、パワーバランスの面で自信を持っておすすめできる注目モデルを厳選して比較していきます。それぞれのキャラクターをしっかり把握して、あなたの作業環境にマッチする1台を絞り込んでみてください。

ハイコーキのドリルドライバー比較で選ぶ人気モデル

まずは、現在ハイコーキのラインナップの中で特にユーザーからの評価が高く、売れ筋となっている代表的な4機種をピックアップして、基本性能を一覧表で見比べてみましょう。

型番 電圧クラス 最大トルク(目安) チャック能力 本体質量(蓄電池含) 主なターゲット層
DS12DA 10.8Vスライド 約38N・m 0.8〜10mm 約1.1kg 軽快なDIY・家具組み立て・設備メンテ
FDS12DAL 10.8V差込式 約15N・m 0.8〜10mm 約1.0kg エントリーDIY・家庭の日常メンテ
DS18DE 18Vプロ用 約70N・m 1.5〜13mm 約1.6kg 本格木工・造作大工・設備工事全般
DS36DC 36Vマルチボルト 約155N・m 1.5〜13mm 約2.3kg 過酷な建築現場・大径穴あけ・重作業

このように表にして比較してみると、重さとパワーのトレードオフ関係がはっきりと見えてきます。数字上のパワーが大きければ大きいほど良い工具というわけではなく、自分の体力やメインとなる作業内容に対して、いかに取り回しやすい重さに収まっているかが実用上の大きな満足度につながります。

製品の詳しい仕様や最新の付属セット内容については、変更される場合もありますので、購入を検討される際は必ずハイコーキ公式製品カタログにて最新情報をご確認いただくことを推奨します。

軽量で扱いやすい10.8Vシリーズの魅力

「大きくて重い電動工具は持っているだけで腕が痛くなる」「休日にちょっとしたDIYを楽しみたいだけ」という方に心からおすすめしたいのが、10.8Vスライド電池を採用した「DS12DA」です。

このモデルの素晴らしさは、バッテリーを装着した状態でも約1.1kgという圧倒的な軽さにあります。重心のバランスが絶妙に設計されており、手にした瞬間にスッと吸い付くようなフィット感があります。ヘッドの長さも非常に短く抑えられているため、本棚の仕切り板の間やクローゼットの内側、シンク下などの狭小スペースでもストレスなくビス打ち作業が行えます。

「10.8Vだとパワーが物足りないのでは?」と心配されるかもしれませんが、侮るなかれ。低速モードで最大38N・mというしっかりとしたトルクを発揮しますので、木工用の下穴あけはもちろん、一般的な38mm〜50mm程度のコーススレッドであればグイグイと打ち込んでいけます。20段階の細かなクラッチダイヤルが付いているため、精密機械のカバー留めから木材の接合まで、デリケートな締め付けも思いのままです。

もし通販サイトなどで手頃な価格帯を探しているなら、初心者向けにパッケージされたハイコーキのコードレスドライバドリル10.8Vセットをチェックしてみると、バッテリーや充電器、専用ケースが最初から一式揃っていて導入しやすいはずです。

記事のポイント
10.8Vシリーズの豆知識 10.8Vのバッテリーには、グリップの中に電池セルがすっぽり収まる「差込式(FDS12DALなど)」と、プロ用上位機種と同じように本体底面へスライドして装着する「スライド式」があります。安定した自立性や将来的な電動工具の拡張性を考慮すると、現行では「スライド式(DS12DAなど)」を選ぶのが断然おすすめです。

本格的な作業に応える18Vと36Vの実力

ウッドデッキを一から自作したり、リフォームで壁一面に合板を張ったり、あるいは仕事の現場でガンガン使い倒すなら、18V以上のミドル〜ハイエンドクラスが主戦場になります。その中でも現在最もバランスに優れているのが、18Vブラシレスモデル「DS18DE」です。

DS18DEは、旧世代の18V機に比べてヘッド長が大幅に短縮され、非常に凝縮されたコンパクトボディに仕上がっています。それでいて最大トルクは約70N・mと極めて力強く、硬質木材への太径座ぐりや、金属サイディング・アルミサッシへのビス留めも息切れすることなく涼しい顔でこなしてくれます。高効率なブラシレスモーターを積んでいるため、1充電あたりの作業量も非常に長く、バッテリーの減りを気にせず作業に没頭できます。

そして、究極のパワーを求めるプロフェッショナルに向けたモンスターマシンが、36Vマルチボルトの「DS36DC」です。最大トルク約155N・mという、ドリルドライバーとしては規格外のパワーを誇ります。配管を通すための太いホールソー作業や、木造軸組工法での金物留めなど、これまでならAC100Vのコード式大型ドリルを持ち出さなければならなかった過酷な作業を、コードレスの身軽さで軽快にこなしてしまいます。

記事のポイント

ハイパワーツール使用時の「キックバック」に注意

DS36DCのような超ハイパワー機で大径の穴あけをしている最中、刃先が節や異物に引っかかって突然ロックすると、モーターの強烈な反動で本体が手首を巻き込むように急旋回する「キックバック現象」が起こることがあります。ハイコーキの上位機種には反動を感知して瞬時にモーターを止める「リアクティブフォースコントロール(RFC)」機能が搭載されていますが、過信は禁物です。必ず付属のサイドハンドルを取り付け、両手でしっかりと工具を保持して作業してください。
       

振動ドリル機能付きモデルとの性能比較

製品ラインナップを見ていると、「DS」で始まる型番のほかに、「DV」というアルファベットから始まる型番を見かけることがあります。例えば「DS18DE」に対して「DV18DE」、「DS36DC」に対して「DV36DC」といった具合です。この「DV」こそが、振動ドリルドライバー(振動ドライバドリル)を指しています。

通常のドリルドライバーは「回転」と「トルク制御」のみを行いますが、振動ドリルドライバーは回転方向に加えて、軸方向に細かな「打撃(振動)」を同時に加えることができます。この振動機能があることで何ができるかというと、レンガやモルタル、一般的なコンクリートブロックへの穴あけが可能になります。

エアコンの配管留め金具を外壁のモルタルにアンカー固定したい、ガレージのブロック塀に棚を取り付けたい、といった作業を想定しているなら、振動機能付きの「DVシリーズ」を選んでおくと活躍の場が一気に広がります。

屋外で、安全メガネを着用した日本人男性が、強力なハイコーキ風振動ドリルドライバーを使って、家のモルタル外壁に下穴を開ける様子。サイドハンドルを使い、しっかりと保持している。背景にはエアコンの室外機がある。

モード切り替えダイヤルを回すだけで、「ドリルモード」「ネジ締めクラッチモード」「振動ドリルモード」をワンタッチで切り替えられるため、通常の木工や鉄工作業もこれ1台でまったく同じようにこなせます。

記事のポイント

◆ワンポイントアドバイス

「それなら全部振動機能付きのほうが得じゃない?」と思うかもしれませんが、振動機構を組み込んでいるぶん、ヘッドの全長が数ミリ〜10ミリほど長くなり、本体重量もわずかに重くなります。コンクリートに穴を開ける予定が全くない木工専門の方であれば、より軽くてコンパクトな「DSシリーズ」を選ぶほうが取り回しは快適ですよ。

本格的なDIYや現場作業に備えて、コンクリート対応の1台を持っておきたい方は、信頼性の高いハイコーキの振動ドライバドリル18Vモデルを検討してみると、いざという時に困りません。

作業効率を高めるバッテリーと充電器の選び方

コードレス工具の使い勝手と機動性を大きく左右するのが、心臓部であるバッテリーと充電器の性能です。ハイコーキの電動工具を選ぶ最大のメリットとも言えるのが、「マルチボルト蓄電池(BSL36A18など)」の圧倒的な利便性にあります。

従来の電動工具の世界では、18Vの工具には18Vのバッテリー、36Vの工具には36Vのバッテリーしか使えず、電圧が異なる工具を買い足すたびにバッテリーと充電器を別々に買い直す必要がありました。しかしハイコーキのマルチボルト蓄電池は、工具本体に装着するだけで「36V工具につければ36V」「18V工具につければ18V」へと自動で電圧を切り替えてくれます。

つまり、すでにハイコーキの18Vプロ用工具を持っている方でも、マルチボルト蓄電池さえあれば、将来36Vの超強力なドリルや丸ノコへステップアップした際にもそのまま電源を共用できるわけです。工具資産を無駄にせず、長期的にシステムアップしていけるこの互換性の高さは、他社メーカーと比較しても非常に強力なアドバンテージとなっています。

記事のポイント

充電器のスピードとUSB端子

ハイコーキの急速充電器(UC18YDL2など)は、バッテリーを冷却しながら充電するファンを内蔵しており、大容量バッテリーでも約25分〜30分程度で満充電にしてくれます。作業の合間の休憩中にサッと充電が完了するため、作業の手を止めるストレスがありません。また、充電器側面にUSB出力ポートが備わっているモデルも多く、現場やガレージでスマートフォンの充電ができるのも地味ながら非常に助かるポイントです。

リチウムイオンバッテリーは精密機器ですので、極端な高温になる夏の車内に放置したり、濡れた手で端子部に触れたりすることは厳禁です。安全規格に適合した純正充電器とバッテリーを正しく組み合わせ、適切な環境で保管することが長寿命化への一番の近道です。

ハイコーキのドリルドライバーに関するよくある質問(FAQ)

Q1. ドリルドライバーとインパクトドライバーのどちらを買うべきですか?

A. 主な作業内容が家具の組み立て、繊細なネジ締め、木材や金属への正確で綺麗な穴あけであれば、クラッチ機能が付いていて材料を痛めにくいドリルドライバーが最適です。一方で、長いコーススレッドを木材へ何十本も力任せに素早く打ち込む作業や、ウッドデッキの骨組み施工などがメインであれば、回転方向に強い打撃を加えるインパクトドライバーが向いています。両方を使い分けるのが理想ですが、DIY初心者の方で丁寧な仕上がりを求めるなら、まずはコントロールしやすいドリルドライバーから揃えることをおすすめします。

Q2. プロ用モデルのバッテリーをDIY用モデルに使い回すことはできますか?

A. 基本的に使い回すことはできません。ハイコーキの製品は、プロ用ライン(18Vシリーズや36Vマルチボルト)と、ホームセンター等を中心に展開されているDIY用ライン(FDSシリーズなど)でバッテリーの取り付けスロット形状や端子構造が異なっています。互換性がないため、購入前にお手持ちのバッテリー型番や、これから揃えたい工具シリーズの規格を必ず確認してください。

Q3. コンクリートやモルタル壁に穴を開けることはできますか?

A. 通常のドリルドライバー(DS型番)では、打撃力がないためコンクリートへの穴あけは基本的にできません。無理に押し付けるとドリル刃が焼き付いてしまいます。レンガ、モルタル、ブロックなどの石材系材料に穴を開けたい場合は、型番が「DV」から始まる振動ドリルドライバー(DV18DEやDV36DCなど)を選び、必ずコンクリート専用のドリルビットを装着して作業を行ってください。

Q4. マキタ製品と比べてハイコーキを選ぶメリットは何ですか?

A. ハイコーキの最大の強みは、18Vと36Vの工具間でシームレスにバッテリーを共有できる「マルチボルトシステム」にあります。将来的に高出力な大型工具を導入する際も同じバッテリーを活用できる経済性と合理性は唯一無二の魅力です。また、細身で握りやすいエルゴノミクスデザインのグリップや、なめらかで微調整が効く電子トリガースイッチの操作感に定評があり、手の疲労を軽減したいユーザーから非常に高く評価されています。

ハイコーキのドリルドライバー比較まとめと選び方

ここまで、ハイコーキが誇るドリルドライバーの特徴や各モデルの違いを詳しく見比べてきました。たくさんの機種が存在しますが、選び方の本質はとてもシンプルです。最後にあらためて、後悔しないための選定ステップをおさらいしておきましょう。

日々のものづくりを心地よく楽しむためには、見栄を張ってただ一番強くて重いものを選ぶのではなく、自分の作業シーンにジャストフィットするサイズとパワーのバランスを見定めることが何よりも大切です。

記事のポイント
ハイコーキのドリルドライバー選びの要点
  • 軽さと狭所での取り回しを最優先するなら、取り回し抜群の10.8Vスライド機(DS12DA)
  • 家具作りから本格木工まで万能にこなすスタンダードなら、信頼の18Vブラシレス(DS18DE)
  • 大径穴あけやプロの連続重負荷作業に挑むなら、圧倒的パワーの36Vマルチボルト(DS36DC)
  • コンクリートや外壁モルタルへの下穴あけもこなしたいなら、振動機能付きのDVシリーズ
  • バッテリーの互換性を考慮し、プロ用とDIY用のシリーズ規格をしっかり統一する

作業環境や作りたい作品の規模は、人それぞれまったく違います。まずはあなたが一番頻繁に行う作業を思い浮かべ、それに適した相棒を手に入れてみてください。手になじむハイコーキのドリルドライバーがあれば、これまで苦労していた穴あけやネジ締めが驚くほどスムーズになり、ものづくりの時間がもっと楽しく、充実したものになるはずです。

なお、電動工具を取り扱う際は、保護メガネや防塵マスクなどの安全保護具を必ず着用し、無理な姿勢での作業は避けてください。安全対策と取扱説明書の熟読を徹底し、快適で怪我のないDIYライフを存分に楽しんでくださいね。

この記事を書いた人
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とっしー
運営者のとっしーです。DIY歴は20年超。数々の失敗から得た経験を元に、工具のレビューや初心者がつまずくポイントを丁寧に解説しています。あなたの「最高の選択」を全力でサポートします!
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